野村萬斎,松嶋菜々子,二宮和也,アガサ・クリスティ(原作),住友紀人(音楽)販売会社/発売会社:フジテレビジョン((株)ポニーキャニオン)発売年月日:2015/04/01JAN:4988632149143昭和8年2月。
下関港に一人の小柄な男がいた。
勝呂武尊(すぐろたける)(野村萬斎)。
/日本全国を震撼させた「いろは殺人事件」を解決し、一躍有名人となった名探偵である。
/小倉の軍事施設で起きた殺人事件を解決した勝呂は、これから下関駅に向かい、特別急行東洋に乗ろうとしていた。
/特急東洋は、下関と東京を結ぶ日本初の寝台付き列車。
皇室関係者や政府の高官も利用する最新鋭の超豪華列車。
/ところが2月だというのに、特急東洋の寝台は満席。
たまたま下関で再会した鉄道省の役人・莫(ばく)(高橋克実)の計らいにより、勝呂は無理やり一等寝室を確保してもらう。
/朝、下関を出発する特急東洋。
東京に着くのは翌日の朝である。
食堂車で勝呂は、実業家・藤堂(佐藤浩市)から身辺警護を頼まれる。
/だが彼の横柄な態度に勝呂は申し出を拒絶した。
/翌朝、岐阜の山中で、大雪のために列車は身動きが取れなくなっていた。
その中で、藤堂が客室内で他殺体となって発見される。
/莫は、勝呂に協力を依頼。
状況証拠から、犯人は寝台車の乗客の中にいると判断した勝呂は、線路が復旧するまでに事件を解決してみせると約束する。
勝呂は、犯人の動機は「復讐」であると推理する。
/莫と医師の須田(笹野高史)を助手代わりにし、車掌の三木(西田敏行)を使って、寝台車の乗客12人を1人ずつ尋問していく。
/その12人とは、身分も職業も全く違う人々。
/被害者の秘書・幕内(二宮和也)、執事・益田(小林隆)、おしゃべりなマダム・羽鳥夫人(富司純子)、教会で働く呉田(八木亜希子)、轟侯爵夫人(草笛光子)、外交官の安藤伯爵(玉木宏)、安藤伯爵夫人(杏)、能登陸軍大佐(沢村一樹)、万年筆の販売員・羽佐間(池松壮亮)、博多の輸入自動車のセールスマン・保土田(藤本隆宏)、家庭教師の馬場(松嶋菜々子)、轟侯爵夫人のメイド・昼出川(青木さやか)。
/この中に犯人は必ずいる。
警察の助けは一切ない。
科学捜査もなかった時代。
/勝呂は、容疑者たちの証言だけを頼りに、次第に真相へと近づいて行く。
/ 長い尋問が終わるころ、灰色の脳細胞を駆使し、名探偵・勝呂は、ある解答にたどり着く。
それは、誰もが想像し得なかった驚くべき結論。
/そして、第2夜は、三谷幸喜のオリジナル。
犯人の視点で再び事件を振り返り、犯行に至るまでの経緯を丹念に描く。
/それは綿密な犯罪計画に裏打ちされた、驚異の復讐の物語だった。

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