●建水とは…建水と蓋置は台子の皆具のひとつで唐銅が本来でした。
(蓋置も同じ) 建水は茶碗をすすいだお湯や水を捨てる容器で「こぼし」ともいいます。
材質は 古くからある唐銅 砂張・モールなどのほか陶磁器のもの、木地の曲物などがあります。
袋状で上部が開いた形の「エフゴ」がもっとも多い。
その他、「棒の先」「槍の鞘」「箪瓢」「鉄盥」「差替」「大脇差」などとあわせて
【七種建水】と呼ばれる。
●七種の建水とは…大脇差、差替、棒の先、鉄盥、鎗の鞘、瓢箪、餌ふご 脇差…利休愛用の形といい、黄瀬戸で好まれた、腰につける脇差に連想して名付けられたようです。
   胴が捻貫のようになっている円筒形で、やや背の高いもの 棒の先・槍の鞘…細長い形の物で、蓋置は吹貫や駅鈴を柄杓の柄に通して使います。
鉄盥…平建水で、浅くて背の低い。
桑小卓に使われます。
サイズ:直径15×高9.3cm 作者___田原陶兵衛作(深川本窯) ----------
【12代】 大正14年 山口県長門市に生まれる。
昭和19年 旧制山口高等学校在学中に召集を受けて満州に渡る。
昭和20年 シベリアに抑留される。
昭和23年 抑留先のシベリアから復員後、長兄11代田原陶兵衛に後継者不在の為家業を継承。
昭和31年 12代田原陶兵衛を襲名。
昭和47年 日本工芸会正会員。
昭和56年 山口県の無形文化財保持者に認定。
平成03年9月27日没。
66歳没。
---------- 箱___木箱

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