大野智,深田恭子,山田涼介,幸和也（原作）,松本淳一（音楽）販売会社/発売会社：（株）バップ(（株）バップ)発売年月日：2014/01/22JAN：4988021138505中途半端な風景。
中途半端な町。
中途半端な俺の顔。
中途半端な俺の人生。
いつか、この中途半端の繰り返しから抜け出せるんだろうか？／富士岡耕太（大野智）は、これといった取り柄もなく、情熱を捧げているものもない、どこにでもいる普通の青年。
父親の健二郎（三浦友和）、母親の康子（岸本加世子）、姉の小春（ミムラ）という、温かい家族に囲まれて生きてきた。
ある日、耕太は突然倒れ、病院に運ばれる。
宣告された病名は、悪性リンパ腫。
つまり、血液のガンだった。
——ガンって何だっけ？実感のわかない耕太だったが、治療を機に耕太と家族の生活は一変。
恋人・絵津子（木村文乃）との間にも、微妙な距離感が生まれていく。
そんなつらい入院生活の中で、耕太にいくつかの出会いが訪れる。
幼い頃から入院生活を送る義足の青年・原田信夫（山田涼介）。
毎日、病院の屋上で不思議な体操を続ける男・呼吸さん（あがた森魚）。
カウンセラーとして病院で働く女性・大久保由里子（深田恭子）。
彼らとの出会いで、耕太の中で何かが変わっていく。
そして、耕太はつらい抗がん剤治療に耐え、ガンに勝った。
しかし、一年後にガンは再発。
——余命、三か月。
耕太は「ちゃんと生きて、ちゃんと死ぬ」ことを決意する。
残された時間で、一体何ができるのだろうか？耕太の、「ちゃんと死ぬための時間」が始まった。