キンモクセイの中で四季咲き性品種のキンモクセイです。
四季咲きキンモクセイのお花は、咲き始めは白花が咲き、咲き進むにつれて花色が 薄いオレンジ色へ変わっていきます。
名前は四季咲きキンモクセイでの名前で流通しますが、 実際のところ春と秋の二季咲きのキンモクセイです。
通常の金木犀と比べると花数が少し少なく、香りも弱いですが、 成長は遅く鉢植えでコンパクトに育ちます。
生垣・庭木としても馴染みの深い香のする花木です。
西に黄色を植えると金運上昇の縁起樹です。
キンモクセイの薬用部位はお花で、薬効と しては胃炎、低血圧症、不眠症等に効果があると言われています。
お花を採取する方法の一つとして 木の下にビニールシートを敷き、落ちて来たお花を集めたキンモクセイのお花を 陰干しにしたものが生薬モクセイ（木犀）です。
食品としての利用としてはは、乾燥したを焼酎等に混ぜ 3ヶ月ほど冷暗所に置き、胃の調子が悪い時、 盃に一杯ほど水か湯に薄めて飲むと良いそうです。
他にも、白ワインに漬けたものが桂花陳酒（ケイファチンシュ/ケイカチンシュ）として売られています。
また、桂花茶（ケイカチャ）は、キンモクセイの花を乾燥させたものです。
甘い香りが高く、そのまま煎じたり、紅茶や烏龍茶などに混ぜたりします。