出荷目安の詳細はこちら(PC)内容詳細今年の11月16日、現メンバーによるバンド結成10周年を迎えるクリープハイプ。
「バンドは最小の会社組織のようで、会社そのものじゃない。
家族より長い時間をすごしているけど、家族でもない」(尾崎)2009年11月16日、当時、メンバーが次々と脱退して尾崎世界観の「一人バンド」となっていたクリープハイプに、3人が正式に加わる。
それから10年——。
順風満帆とは全く言えない10年間に起こった数々は、まさに「小説より奇」なり。
震災、インディーズアルバムの成功、失踪、メジャーデビュー、解散の危機、レーベル移籍、不当なバッシング、歌えない・演奏できない身体に……。
次々に押し寄せる困難を4人はどのように乗り越えていったのか?小泉拓(ドラム)、長谷川カオナシ(ベース)、小川幸慈(ギター)、そしてフロントマンの尾崎世界観。
同じ出来事に対して、4人が別々の場でじっくりと語った話は、ときにまるで違う景色を映し出し、ときに4人が本当の「バンド」になっていった過程を明らかにする。
今や、絶滅危惧種と言われる「バンド」。
低迷する音楽業界で、個々の技術と魅力を高めつつ、バンドとしての結束力も高める。
そんな、「全ての仕事」に通底する難しさと秘訣に迫る圧巻のノンフィクション。
◆クリープハイプ2001年結成。
3ピースバンドとして活動を開始する。
2009年、現在のメンバーでの活動をスタート。
2012年4月、メジャーデビュー。
最新アルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』(2018年10月)。
尾崎世界観の著書に『祐介』『苦汁 100%』『苦汁 200%』(文藝春秋)、『泣きたくなるほど嬉しい日々に』(KADOKAWA)など。
尾崎世界観は、本年4月よりTBSラジオ『ACTION』のパーソナリティ(火曜日)を務める。
◆聞き手:木村俊介インタビュアー。
1977年、東京都生まれ。
著書に『善き書店員』『インタビュー』(ミシマ社)、聞き書きに『調理場という戦場』(斉須政雄/幻冬舎文庫)、『デザインの仕事』(寄藤文平/講談社)などがある。