そもそもオーバルなのです 豪華なパーティーを好んだビルゲル・カイピアイネンが食器をデザインするにあたり最初に決めたこと、それが形をオーバルにすることだったといいます。
チュリーンやジャーのような蓋つき食器に関しては、蓋をより高く盛り上げ、贅沢な印象を与えるようデザインされたそうです。
とにかくパーティーで映える食器を!と形作られた食器群はBKモデルと名付けられ(Birger Kaipiainenの頭文字でBK?)白無地はEEVA(エエヴァ)、黄白無地はAATAMI(アアタミ)、装飾タイプにParatiisi(パラティッシ)、Sunnuntai(スンヌンタイ)、Apila(アピラ)と5つのバリエーションが作られました。
全てBKモデルで同型色柄違い。
でも1974年までに全て廃盤となります。
そして1988年にパラティッシが再生産されますが、そこでオーバルから丸へと変更されて今に至ります。
それを知ればオーバルに戻したいと思うのも当然です。
ヴィンテージにあった良さ、価値というかを今に汲みあげてみたくて、2009年にParatiisiオーバルプレート25cmブラックを別注復刻しました。
それによりラインナップになかったはずのオーバルプレート25cmが今も存在することとなり、オーバルプレート25cmを中心にEeva、Arabia Colors Yellow(Aatamiを復刻したつもり)、Sunnuntaiと広がりを見せ、カイピアイネンがデザインした一連のシリーズも残すはApilaのみ。
あと一歩でありますが、だからといって急ぐ気持ちもないのです。
今でも使うには満足していますから。
様々なオーバルプレート25cmを実際に使い続けていますとヴィンテージを眺めていた頃とは食器の見え方が違ってきます。
適材適所とでもいいましょうか、それぞれに合った情景というものがあるようです。
カイピアイネンも単にバリエーションを増やしたのではなく、各々にあったシーンが存在するのでしょう。
パラティッシは立派です。
夕食やパーティーのテーブルがよく似合います。
手にして10年以上経過しますが、立派な肉を焼いた時には必ずパラティッシを手にするぐらいに特別な存在であり続けています。
見るとワインが飲みたくなります。
エエヴァ・アアタミ(アラビアカラーズイエロー)はセットに見えています。
朝昼食の食器、これは日常の食器です。
エエヴァのみでもよいけれど、アアタミが加われば北欧的日常に近づくようです。
古いアラビアのカタログではエエヴァとアアタミが一緒に撮影されていますし、そもそもアダムとイブですから。
スンヌンタイは日曜のような明るい日、そして明るくしたい日に使いたい晴れの食器です。
アピラについてはまたいつの日か。
オーバルプレート25cm メインプレートはコレで しっかりとテーブルセットを組むのなら、スコープ的に必ず押さえて欲しいマストなるアイテムがオーバルプレート25cmです。
メインプレートにもセンターピースにも使える万能選手ですから、これを欠かすことはできません。
オーバルが使い易いという話は、幾度となく繰り返しお伝えしていますから、少々しつこさもあるでしょうが、ココで念のため。
25cmといいましても楕円は丸皿より面積が小さくなりますから、丸皿的使用感としましては23cm程度の印象で、大きすぎるという事はありません。
僕らが使うテーブルというのは基本的に長方形ですから、皿も横方向に広い形状、つまりオーバルの方がテーブルをうまく埋められます。
テーブルを組み立てますと足りなくなるのは前方向で左右には結構余裕が生まれますから。
スンヌンタイはパラティッシやアラビアカラーズ(廃番)、エエヴァと同型なので、それらを混ぜて何枚かそろえておくと面白く使えるでしょう。
そして違うシリーズであっても同型ですから綺麗に重ねてしまうことができて気持ちもいい。
オーバルプレート25cmがあれば全ては事足りてしまうという人も多いアイテムですから、1枚のお皿をとにかくフル活用したいと考えての第一歩でしたら、オーバルプレート25cmのこちらスンヌンタイ、もしくはパラティッシ、ルノフロストベリーなどをどうぞ。
2022年7月22日 スンヌンタイは夏の食器 スンヌンタイは明るいから、僕の中では夏の食器に分類されています。
なんとなく暖かくなってきた3月のどこかの週末に、Runoフロストベリーとスンヌンタイを入れ替えます。
パラティッシについてはあまり変化なく使い続けていて、冬のRunoフロストベリー、夏のスンヌンタイ、この2種類が僕的には季節の食器です。
何かしらその月を印象付ける演出を食器で出来たら素晴らしいとは思い続けているのですが、毎月いや季節ごとでも忙しさを感じてしまうから今はまだ現実的ではなく、半年の切り替えぐらいが今の僕にとっては丁度良いです。
これぐらいであれば苦になりませんし、気分がのった時にやるだけですから。
そして、勢いづけばグラス類を入れ替え、マグを入れ替え、更に火がつけばその整理整頓は別の場所へも及んでいきます。
こういった入れ替える、整理整頓のスイッチが半年ごとにやってくるのはいいものだなってことを思います。
入れ替えるといいましても、手にし易い場所にその季節に使いたい食器を持ってくるだけのことなのですが。
2023年6月26日 スンヌンタイのブランチ 週末、ベトナム料理にてスンヌンタイのブランチをしましたので、その時に感じた諸々を書いておきます。
スンヌンタイにTeemaホワイト&ハニーを混ぜるとイイ感じにまとまりますし、暑くなってくるとTeemaホワイト&ハニーは季節にとても映えます。
そして、ツンドラのクリアなツブツブ装飾がスンヌンタイとマッチして想像以上に相性良かったです。
だから、ウォーターグラスにTundraタンブラー290mlクリアを選び、バランスを見てワイングラスは小ぶりなBellman ウィスキーを選びました。
バインミーはお店で買ってきて置いただけなのですが、オーバルプレート25cmとバインミーの形状がなんだかマッチしていて可愛らしかったです。
そのサイドにTeemaシリアルボウルとプレート15cmのハニー&ホワイトを添えています。
スンヌンタイ+ホワイト+ハニーの組み合わせはやはり鉄板、スンヌンタイのみより綺麗にまとまります。
センターにはバインセオを盛り付けたSununtai プレート26cm、そのタレはTeemaミニサービングセットリネンの三角に入れたのが超良かった。
そしてスタッフ松尾が激押ししているSavoniaケーキリフター、そこまで大きくなく見た目のバランスもよくて取り分けに試してみたら、とても便利に活用できましたから、1つあるとイイのは確かです。
ガイヤーン&ミントはTeemaプレート23cmリネンを使いました。
今回のセットにリネンを2つ加えていますが、あまりリネンを増やし過ぎると夏感が薄れるので少しだけ足すのが良いようです。
ワインはミラヴァル・ロゼ、爽やかで美味しかったし雰囲気もナウな感じでナイスでした。
ただ午前中から飲んで調子がでると午後から寝てしまって気づけば夕方、オーマイゴッドファーザー降臨!となりますのでご注意を。
とても美味しかったです。
(シャチョウ) スペック 材質 磁器 寸法 約W247×D225×H35mm 生産 Made in Thailand 備考 オーブン(直火不可) ___ ○ / フリーザー ___ ○ / 電子レンジ ___ ○ / 食器洗浄機 ___ ○ 購入前に確認ください ・ 小さな黒点やピンホール、多少のがたつきは良品としています。
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