カステヘルミと オイバ・トイッカ オイバ・トイッカのデザイナーデビュー50周年を記念して2010年に復刻されたカステヘルミ。
それ以来、イッタラで生産され続けている人気シリーズです。
カステヘルミの生産がフィンランドのヌータヤルヴィガラス工場でスタートしたのは1964年です。
デザインしたのは、その前年にカイ・フランクの部下として入社したばかりのオイバ・トイッカでした。
当時はプレス加工のガラスプレートに平らで傷の無い表面を求めるのは難しい時代です。
そこでオイバはガラスの滴をプレートのエッジに並べることで傷ができても目立たないようデザインで問題解決する事を考えました。
やがて、そのガラスの滴はプレートの表面全体を覆うようになり、ガラスの滴が中央から放射状に広がったカステヘルミが誕生します。
またカステヘルミ以前の多くのプレスガラスの食器には、底部分に幅の広いリング状の台がついていたのですが、オイバ・トイッカはそれが嫌いだったようです。
多分、綺麗に見えなかったからでしょう。
カステヘルミではガラスの滴がこのリング状の台の役目を担っています。
また、もうひとつの問題、プレスガラスのボウルやグラスの脇に現れる縦のライン、ボウルのように高さのある器は特に目立ちます。
でも、カステヘルミの全面を覆う沢山のガラスの滴が見る人の目を晦まし、この縦のラインを非常に目立たないものにしています。
そんな多くのアイデアが盛り込まれて完成したカステヘルミはオイバ・トイッカ最初の大ヒット作となり、1964年~1989年という非常に長い期間、生産され続けました。
ガラスのボウルが欲しくなる テーブルセットをしていくと必要になることが多いガラスボウル、いくつかバリエーションを揃えておきたいアイテムです。
陶磁器で食卓を組み立てるとき、色柄が増えれば増えるほどカオスとなっていきます。
でも、木製品や金属製品、ガラス製品といった別素材の器が増えていく分にはテーブルはカオスとならず、むしろ深みがでて、雰囲気が良くなっていきます。
そこで取り入れ易いのがガラスボウルなのですが、バリエーションが少なく、スコープで取り扱いしているのはカステヘルミ、ウルティマツーレ、ツンドラ、ベルマンぐらい。
どれも無くては困ってしまう大事なアイテムばかりです。
カステヘルミは表面を覆うガラスのドットに北欧らしさや特別感を感じますし、カラーバリエーションも豊富だから手にすることの多いアイテムです。
大き過ぎず、浅過ぎず、サラダやヨーグルトを盛りつける器のイメージにピッタリ!日々重宝しています。
写真上 ___ カルーナ、パイングリーン / 写真下 ___ カルーナ カルーナとパイングリーン とても綺麗な組み合わせ 2024年のアニュアルカラー、パイングリーンがカステヘルミに加わり、カルーナとパイングリーンというナイスなカラーコンビネーションが生まれました。
この組み合わせ、凄く凄く気に入っています!そして、この組み合わせとパラティッシパープルのセットアップが更に素晴らしいのです。
パラティッシパープルにカルーナを添えるだけでも綺麗ですが、カルーナとパイングリーンを添えると更に素敵セットとなり、完全にバージョンアップです。
そして、そのセットアップをするのなら、同色ガラス2個を並べると、より素敵な見栄えになります。
つまりカステヘルミのボウルorプレート+アイノ・アアルトorカルティオを同色で組み合わせて一人分をセットするといった、上の写真の1枚目のようなセットアップです。
これ、本当にすごく気に入っているので、好みでしたら試して欲しいです。
パラティッシパープルに添えなくても、同色のガラス食器が型違いで2個並んでいると綺麗に見えるのだと思います。
ティーマリネンにはガラスもリネン 秋冬になるとリネンが活躍します。
カステヘルミのボウル、何色にしようかな?と迷いましたら、お気に入りのガラスボウルクリアが無ければクリア、既にクリアを持っていればリネンをおススメします。
カステヘルミリネンとティーマリネンを一緒に使えば当然相性よいですし、ティーマリネンがそもそも使い易いカラーだから、ガラスのリネンも大活躍となります。
リネンは薄い色だから使い易くて想像以上に重宝するのです。
また、冬の食器ルノフロストベリーでテーブルセットする場合、ルノで全てを埋め尽くさなくても、ティーマを足せば綺麗にまとまります。
そこで良く選ぶティーマがリネンとパールグレーです。
でも、陶磁器ばかりで食卓が埋まると、それはそれで少し面白味に欠けますから、そこにガラスボウルを加えたくなります。
するとUltimaThuleボウル11.5cmクリアが頭に浮かびます。
そして次に頭に浮かぶのがカステヘルミのリネンです。
プレート17cmより、ボウルの方をよく使っています。
写真 ___ ダークグレー / クリア ダークグレーが必要になるシーン ダークグレーはクリアやリネンほどの使用頻度にはなっていないのですが、ティーマのパールグレーをよく使うのであれば相性は良いですし、パラティッシブラックやエミリアのようなブラック&ホワイトの食器を愛用していれば、ティーマブラックを併用するのと同じ感覚で、カステヘルミのダークグレーも当然マッチします。
モノトーンな食卓を作ろうと思えば、ダークグレーは凄く大事なアイテムになるはずです。
スペック 材質 無鉛ガラス 寸法 約φ110×H52mm / 約240g / 230ml 生産 Made in Finland 備考 食器洗浄機 ___ ○ 購入前に確認ください ・ ガラスの粒と粒の間や、内側底面にライン状の凹みが見られる場合があります。
・ ボウルは3個所にプレス成形の際にできた縦ラインが見られます。
・ 小さな気泡や黒点がガラス内部に含まれています。
プレート10cm プレート17cm ボウル230ml

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