越後鶴亀酒造は、その酒造りの旨さから、皇室に幾度もお酒を献上してきました。
浩宮皇太子殿下と小和田雅子さまのご成婚の際には、お祝い酒として宮中晩さんの席に、越後鶴亀の純米大吟醸が供されました。
新潟県内の清酒で唯一、皇室に献上された日本酒です。
越後鶴亀酒造は、昔ながらの伝統的酒造方法で酒造りをしております。
今ではオートメーション化されている酒蔵も多い中、手造り醸造にこだわっている蔵です。
使用している仕込み水は弥彦・角田地域にあります砂丘地帯地下100メートルの伏流水を使用し、水質は軟水という日本酒造りには最も適した水です。
使用している米は、酒米の王と呼ばれる「山田錦」や、フルーティーな香りを醸しだす特徴のある「五百万石」の2品種を使用しています。
飲んでみようとグラスを口に近づけた瞬間に、「ふんわりと」柔らかい香りがグラスいっぱいに広がります。
口に一口含んでみると舌の上に転がる酒は滑らかで繊細、そして複数の旨みが「じゅわぁっ」と広がり、のど越しから旨みが膨れるように流れていきます。
美酒を飲んでいる感じとはこのことで、余韻は少々長めに続きました。
利き酒をするため、口の中でゆっくり酒を止めようと思っていましたが、美味しくてついゴクゴクと飲んでしまう程です。
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